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ジャズの前衛と黒人たち

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著者:植草甚一 出版社:晶文社 発行年:1970年3月15日第10刷 サイズ:194x135x30 種類:ハードカバー ビニールカバー 状態:しみ やけ ビニールカバー微汚れ 蔵書印 1967年発表。欧米文学、ジャズ、映画の評論家である植草甚一はじめての(1956年に同文館で上梓した初の単著「外国の映画界」は除く)本格的な単行本。 1908年8月8日生まれの植草は、1956年頃、48歳くらいでモダン・ジャズを聴きはじめる。モダン・ジャズに対して「アメリカ黒人」による「クールでアンダーグラウンドな新芸術」という認識を持った彼は、「『モダン・ジャズ』とは断じてダンス/ポップス・ミュージックと同じものではない」という強い指向で、戦前のスウィング時代を飛ばしてジャズにのめり込んでいく。若い頃からロシア・アヴァンギャルドやシュルレアリスム芸術に傾倒していた植草にとって、モダン・ジャズとは「前衛ジャズ」だった。その後の植草の「前衛」に対する反応はジャズだけではなく新しい形の「ロック」にも向けられていく。そこにはルイ・アームストロングやグレン・ミラー、エルヴィス・プレスリーやバディ・ホリーはいない。植草甚一はなんて一貫した主義を持ったモダニストなのだろう。その姿は「モダン・ジャズ」がうまくまとめられた本書「ジャズの前衛と黒人たち」にもよくあらわれている。 ブックデザイン:平野甲賀

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